ホワイトニングについて
ホワイトニングに手を出せない
上記の悩みを解決する記事を書きたいと思います。
目次
ホワイトニングとは
薬剤によって歯の本来の色を白くすることをホワイトニングと言います。
歯科医師または歯科衛生士が施術を行うオフィスホワイトニングと
自宅などでマウスピースを使って自分で行うホームホワイトニングがあります。
ホワイトニングの歴史
オフィスホワイトニングで使う過酸化水素を
使用したホワイトニングは、1889年が最初で
過酸化水素に光を当てて白くする方法は
1918年に日光浴をしていたDr.Kulsmierによって偶然に発見されました。
ホームホワイトニングが実用化されたのは
1989年になります。
それまで歯肉炎の治療に使用していた
過酸化尿素に、歯を白くする作用があることを
偶然に発見し、Dr.MunroのグループとDr.Haywood&Dr.Heymanのグループが
ほぼ同時に発表しました。
その後Dr.Haywood&Dr.Heyman の研究を元に
世界で初めてのホワイトニン剤White&Briteとして発売されました。
ホワイトニングがおすすめの方
- 歯の黄ばみが気になる方
- 歯を白くしたい方
- 自信を持って笑顔でいたい方
- 大事なイベントが控えている方
ホワイトニング禁忌の方
- 光線過敏症の方
- 無カタラーゼ症の方
- 妊婦・授乳中の方
- 重度のテトラサイクリン変色歯
- つめものや補綴物の歯
- 未成年で歯の根が未完成な方
ホワイトニングの種類
①オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは歯科医院で行われる方法です。
歯科医師または歯科衛生士が行います。
ホワイトニング効果のあるジェルを歯に塗って
歯の黄ばみを分解して白くしていきます。
メリット
- 歯医者で施術したらすぐに効果がわかる
- 歯科医師・歯科衛生士の管理の下できる
デメリット
- 短時間で白くできるが後戻りが早い
- 使用濃度が高いものだとしみる方がいる
②ホームホワイトニング
専用のマウスピースを使って自宅で行っていただく方法です。
好きな時間に行うことができるのが魅力的な所です。
メリット
- 好きな時間にホワイトニングができる
- 薬剤を時間をかけて深くまで浸透させることができ、白さが長持ちする
デメリット
- 効果が実感出来るまでに時間がかかる
- 自分で管理する必要があり忘れる可能性がある
ホワイトニングのQ&A
ここでは、ホワイトニングをするにあたって多くの方が感じている疑問にお答えします。
①ホワイトニングをした後しみるの?
歯の表面組織であるエナメル質の表面には
ペリクルと呼ばれる薄い膜で覆われています。
ホワイトニングの薬剤はこのペリクルを
破壊して歯を白くするため
ペリクルが再生される24時間前後の間は
外部からの刺激に敏感となり
しみるような痛みを感じてしまうことがあります。
他にしみる可能性があるとしたら
- 元々知覚過敏がある
- 高濃度の薬剤によるもの
- むし歯がある
- 薬剤が歯茎についていた
でも一時的にしみることがあります。
だいたい数日でしみる症状はなくなります。
しみる症状は一過性ではありますが症状が出るとしんどいですよね。
そんな時は知覚過敏抑制ができる歯磨き粉を使うのがおすすめ!しみる症状が落ち着きますよ!
②市販のホワイトニング歯磨き粉で白くなるの?
市販のホワイトニングは歯の本来の色より白くなることはありません。
なぜならホワイトニングで使う薬剤は薬事法の関係で
日本では市販の歯磨き粉に入れることができないからです。
市販のホワイトニング歯磨き粉は
着色汚れを落として元の歯の色に近づける
効果があります。
ホワイトニング歯磨き粉を使用したからといって
元の歯の色より白くならないのでご注意を!
③ホワイトニング安全?
結論から言うと安全です!
ホワイトニング剤の主な成分は
ホームホワイトニングは過酸化尿素を使用し
オフィスホワイトでは過酸化水素を使用しています。
どちらも安全性は確認されており
その安全性についての研究報告も多くあります。
④矯正中にホワイトニングはできるの?
矯正しているけどせっかくだし歯も白くしたい!
結論から言うと矯正の種類にもよりますが出来ないことがほとんど。
ワイヤーがついたブラケットという種類は
歯の表側に装置がついている場合はできないと断られることがほとんどです。
ただし、裏側矯正の場合は歯の表側に装置がついていないので
歯医者で行うホワイトニングは矯正中でもすることは可能です。
次にマウスピース矯正ですが
矯正で使っているマウスピースを使って
自宅でホワイトニングをすることができます。
歯医者で行うオフィスホワイトニングも可能と
言われる場合は多いです。
ただし、アタッチメントという矯正の補助としてついているものがあるため
歯の白さにムラが出ることがあるため
実際にホワイトニングをされる際は歯医者で
確認するのが確実になります。
そして、どの矯正でも共通しているのが
歯を動かしていることで歯に負担がかかっている
ということです。
負担がかかっている分、ホワイトニングの副作用である
痛みやしみる症状が出やすくなります。
歯の負担を考えて矯正中のホワイトニングは勧めないこともあります。
矯正中にホワイトニングをされる方は
しっかり歯医者さんと相談して下さいね!
⑤セルフホワイトニングはどう?
セルフホワイトニングは自分で気軽にでき
料金も安いことから魅力に感じる方もいらっしゃるかと思います。
ホワイトニングサロンで行うセルフホワイトニングは
1回の来院で数回ホワイトニングを行います。
効果を発揮するのは
着色汚れにより歯が黄ばんでいる場合
歯の本来の色に近づく効果があります。
また使う成分によってはツルツルする効果も得られます。
しかし、歯の本来の色から白くしたい場合は
効果が得られない場合が多いです。
これは認可されているホワイトニング剤の成分に大きな違いがあるからです。
美容院やエステで行っているセルフホワイトニングは特に歯科に関する資格がない
場合がほとんどです。
「知識がなくても扱えるほど安全なもの」ということになります。
歯を白くするには過酸化水素という薬剤が必要になりますが
きちんとした知識がないと
歯茎が白くなったり(数時間で治ります。)もします。
こうした事が起きても対応(責任や解決)が出来ないので
セルフホワイトニングでは資格がなくても扱える
もので行っています。
まとめ
歯を白くしたい!という憧れはあるものの
金銭的な問題や術後歯がしみる・痛みが出るなどの不安から
なかなかホワイトニングに手を出せない方も
いらっしゃるかと思います。
ただ、現在ホワイトニングの種類はどんどん増え
歯の負担をほとんどかけずにできるものも
増えてきています。
しみにくいホワイトニングを使用しています。
ホワイトニングをすることで
- 第一印象がよくなる
- 清潔感が出る
- 笑顔に自信が出る
- おしゃれが楽しくなる
- リモートワークや面接での印象がいい
など。いいことがたくさんあります。
マスク生活も少しずつ緩和されて
マスクを外す機会が増えてきました。
マスクを外した時にキレイな白い歯だったら
それだけでも好印象なイメージを持たれるかもしれません。
ホワイトニングに興味ある方はぜひ
歯医者で相談してみてくださいね!!
そしてこの記事をみてホワイトニングを
してみようと思った方・してみた方は
シェアやコメントして下さると嬉しいです!